お店の外観はガラスで決まる?

お店の内観と明るいガラス窓

お店を営業するにおいて、その店舗の外観はとても重要です。そして、その見た目の外観を左右する要素の一つとして、窓ガラスが挙げられます。しかも、ガラスによってその外観が決まってしまうとも言えるでしょう。

今回はお店に関して、ガラスを上手く使うメリット、上手く使用している例などをご紹介させていただきます。

店内を客に”魅せる”ことが集客のポイント

お店の中が見えると、お客さんは安心

ガラスは言い換えると、透明な壁だと表現ができます。その透明な状態であるメリットとして、室内が外からでも見えることがあります。このお店の中が見えるというポイントが、集客に大きく関係してきます。

初めて入るお店が、中が全く見えないものと、見渡せるもの、どちらが安心するでしょうか。おそらく多くの方が、店内が見える方が安心すると答えるはずです。これは、店内の雰囲気や内装、席の空きはあるかなどお客さんが見て、その店が自分が求めているお店だと外観から判断できるからです。

これが、全く中の見えないお店であれば、怖くてなかなか入る勇気がでません。そう考えると、お店の中が見えるとお客さんは安心して、集客率がアップすると言えます。

ガラスを多く取り入れることで店舗イメージもアップ

ガラスを取り入れることのもう一つのメリットとして、外の明かりを店内に取り入れられる点が挙げられます。

窓の少ない店舗であれば、室内の電気だけが光源になります。そのため、暗くなってしまったり、自然な明るさが出ないケースも多いものです。その点、ガラスを多く使っている店舗ならば、外部の太陽光を店内に取り入れられます。そうすると、自然に明るい店内を作れます。

店内が明るくなると、その分だけ店舗のイメージそのものもアップします。どのようなお店でも、お客さんは商品の価値だけではなく、店舗のイメージも見ているのがほとんどです。そのため、窓ガラスを取り入れることで、店舗のイメージアップを図ることも可能になります。

ガラスを効果的に使っている店舗の例

スターバックス・コーヒー SHIBUYA TSUTAYA店

ガラスを上手く取り入れている店舗として、例に挙げられるのが、スターバックス・コーヒー  SHIBUYA TSUTAYA店です。

渋谷のハチ公前からちょっと歩けば見える、二階にあるスターバックス。外から見ても一面がガラス張りで、かなり透明感がある店舗となっています。そのため、雰囲気も良く、スタバのオシャレ感がよく出ている店舗だと言えるでしょう。

そしてこのスターバックスのもう一つの特徴が、そのガラス張りの窓からスクランブル交差点を一望できる所です。そのことから、外国人向けのツアーガイドブックなどでは、日本の観光スポットの一つとしてこの店舗が紹介さているほどです。

ユニクロ銀座旗艦店

ファッション業界において、窓ガラスはとても重要な役割を果たします。それは、外から自分の店の服の良さをお客さんにアピールできるからです。「ウィンドーショッピング」という単語もあるくらいですから、ファッションと窓ガラスは切ってもきれません。

ガラスによる、効果的な店舗アピールができているファッション店舗の一つが、ユニクロ銀座旗艦店です。

この店舗では、店内まで透けて見える、大きなガラスケースがあります。そこで、お客さんの目を引くような、様々なマネキンやディスプレイを展示しています。その見栄えの良さには、ついつい店内に入り込んでしまいそうなほどです。

ジャック・モアザン 新宿タカシマヤ店

美容室はガラス張りの店舗が多いことでも有名です。これは、店の雰囲気を良く見せたり、店内にお客さんが居ることを見せて繁盛さをアピールできたりする利点があるからです。

そんなガラスを上手く使用した店舗の多い美容室業界で、一店舗ご紹介したいのが、ジャック・モアザン 新宿タカシマヤ店です。

この店舗は、カットする椅子の前にガラス張りの窓があり、そこから新宿の街並みが広がるデザインです。これは、お客さんに外観で魅せるのではなく、店の中からガラス張りの景色を楽しんでもらうコンセプトとなっています。

まとめ

ガラスは店舗において、とても重要な役割を果たします。それは、ガラスを店舗に使うメリットや実際に活用している店舗の例からも分かります。

店舗運営をされていたり、考えていたりする方であれば、ガラスの利点を取り入れてみてはいかがでしょうか。そうすれば、ガラスの効果を用いて、集客をアップさせることは十分可能でしょう。

ちなみに、家とデザインの関係を考察した記事もあります。→デザイン性にこだわったイマドキ家屋